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今回は、契約期間(有効期間)と委託期間の違いについてです。

契約期間と業務委託期間を同じものとして考えている担当者の方は多いのですが、
両者はどう違うのか、定義は何か、どう定めればよいのかを解説します


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契約期間と委託期間とは

契約期間(有効期間)とは、契約書の有効期間を指します。

これに対し、業務委託期間とは、受託者が業務を提供する期間のことです。

契約期間が終わると、業務委託期間も終わり、

業務委託期間が終われば、契約期間も終了するというのが

当事者の通常の考えでしょうから、契約期間と業務委託期間は一致するのが

通常ですが、契約書においては、両者は別の概念ですので区別すべきでしょう。

問題になる契約

もっとも、請負契約においては、納期が定められていることが一般ですので、

業務委託期間が問題になることはないでしょう。

ただし、コンサルティング契約など、仕事の完成が契約の目的になっていない

準委任契約だと、受託者にとっては、いつまで業務をすれなよいの?ということに

なりますし、委託者にとっては、いつまでの期間やってくれるの?いつまでの分支払えばいいの?

ということにもなりかねません。

契約期間を定めるだけでなく、業務委託期間も定めるようにしましょう。